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 HISTORY

神輿会の歴史

会の歴史

あずま町には、子供神輿、大人神輿、榊神輿の神輿三基と、笠木(神社の境内に建てる鳥居の横木)一基があります。

 子供神輿と笠木は昭和十一年に制作されたもので、町内(当時)の高梨新三郎さんより寄贈されたものです。
子供神輿の作者は、当時の有名な彫り物師・岡崎文蔵氏の制作によるもので、彫り物や金具の飾りは精巧ですばらしいものです。
 平成二十五年、町内会長・萩原幹子さんのときに、鎌倉市の東京神輿センター(代表・古谷晃康さん)で、
屋根の漆塗り、飾りの金メッキ加工、彫り物のクリーニング等を行い、七十七年ぶりに制作当時の姿が蘇りました。
この時の費用は、宝くじコミュニティ助成事業による補助金ならびに、町内会祭礼用積立金が充てられています。

 大人神輿は、町内の職人さんたち(※注)が力を合わせ、ご苦労のすえ昭和三十二年に制作されたもので、
製作費は町内の有志の方達の月掛け(九ヶ月)によって集められた寄付金によるものです。神輿に使われている材木の欅は、
葉山製材所の松井隆氏の寄贈によるものです。
その後、大人神輿は当時の町内会長・綾部精作さんのときに、静岡市の伝統的新地場産品開発研究会で、
胴の部分をのぞいて屋根や台の改修が、平成六年五月に完成して現在の神輿になっています。
この時の費用九十数万円は、町内会の費用と、町内有志ほかの神輿改修寄付金が充てられています。

 榊神輿の台車と枠は大工の秋元栄一さんが、昭和四十年頃作ってくれたものを長年使用していましたが、
平成二十六年からは塚越昭彦さんが作成してくれた万灯山車を使っています。

 また山車の榊と、神輿屋根の鳳凰が咥えている稲穂は、小峰幸次さんのご親戚の臼井康之氏(上山口在住)から毎年寄贈して頂いています。

 笠木は太い丸柱や彫り物を組み合わせたもので高さは約六米の堂々としたものです。森戸大明神の境内に常時設置されている、
笠木を建てる溝状の土台部分は、がっしりしたコンクリート造りで、町内の左官屋さん・高梨好司さんの制作です。

 これらの笠木や神輿は、森戸大明神の例大祭の九月七日・八日には神社の境内に笠木を建てたり、
町内や元町の通りに神輿を担ぎ出したり山車を引いたりと、町内の人達が、
力を合わせて子供からお年寄りまでみんなで賑やかに親睦の輪を広げています。

※注    木工部   秋元栄一さん、山下幾造さん 
       屋根その他 葉山一郎さんの弟の葉山太造さん
       飾り金具部分 小峰光司さんいずれも町内の職人さんたち

 

 

平成十四年五月吉日
平成二十五年十二月吉日 改
令和六年四月吉日 改
編纂 葉山あずま神輿保存会

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